今朝、藍の様子を見ると染液にトロミは有るんだけど、膜が張っていないので、しばらく加温してみようかと思います(蓄熱湯たんぽ×2、白金カイロ×1)。日中暑くても夜中はやっぱり寒いからなぁ。(=_=)
最後の嵩上げが雑だった?フスマ・貝灰の投入が早かった?急ぐと藍が寝てしまう場合もあるらしい…と心配も少々。取りあえず気長に様子を見るしか無い。
今朝、藍の様子を見ると染液にトロミは有るんだけど、膜が張っていないので、しばらく加温してみようかと思います(蓄熱湯たんぽ×2、白金カイロ×1)。日中暑くても夜中はやっぱり寒いからなぁ。(=_=)
最後の嵩上げが雑だった?フスマ・貝灰の投入が早かった?急ぐと藍が寝てしまう場合もあるらしい…と心配も少々。取りあえず気長に様子を見るしか無い。
間引いたから目立つようになったんだと思うけど、葉っぱが食われている!…犯人はダンゴムシか?…という事で、高床式に変更。
間引き2回目。
本葉が出てき始めたので、育ちが良いものだけを残して間引き。
間引いた双葉も藍成分があると思うのでそのまま乾燥葉にします。
嵩上げ2日目。灰汁を足した後にティッシュで色をチェックしたら、色がつきました。
気温が高ければ保温は多分必要無いと思うけど、今日は冷える。
昨日まではスクモの上に直に湯たんぽ置いてましたが、今日からはバケツの外側からジンワリ暖めるとします。暖めるのは微生物が元気になるようにです。
踏み練りの後、2日保温しつつ寝かせて今日から嵩上げ。
ビニールを除けて蒅を見てみると、一部に強いギラつきが見られ、空気に触れたビニールが藍色に染まりました!
…って事で、藍が建ちました!\(^O^)/
間引き1回目。
1ポット5~6本に減らした。
植える時には1~2本にする予定。
踏み練り。
つぶつぶを全てなくす感じで、しつこい程しっかり練ります。(気持ちの上では24時間練り続ける感じだそうです)
紺邑さんいわく「練りをしっかりやれば、藍は建つと思う。
そして、寿命も長くなる。」らしい。→保温しつつ2日間寝かせる。
※反省点※ 踏み練りまでの作業をビニール袋ですると楽になるかも。
今回はバケツの中にスッポリとビニールを被せ、中に人が入る感じでやりましたが、踏むとスクモがバケツの縁に逃げるのでやりにくい。嵩上げで灰汁を足す時にバケツに戻せばよい。
たくさん芽が出てきました!
1ポット2株程度に間引く予定。
ブログ 2019年4月25日 (木)「藍の染め液の維持管理方法」
藍の染め液の維持管理方法の基本は、放って置くこと。染めたら蓋をして寝かせる。次の日、蓋を開けて染める。これだけ。勿論、毎日染められる。
何故か?と言えば、本来の藍染の染め液は、醗酵して微生物が無酸素状態の染め液中に生きていて、彼らは空気を嫌う嫌気性菌だからです。攪拌して空気を入れると痛む。だから放って置いてあげる。それが微生物にとって一番良いから、基本は放って置くことです。
しかし、攪拌しなければならない時もある。それは以前書いた通りです。
攪拌の仕方は、染め液中に空気をなるべく入れないように、優しく丁寧に攪拌します。
藍染FB: 本染め(本来の藍染)の場合、手入れは滅多にしません。建てた時の蒅(すくも)と灰汁と、建てた後に加える麬(ふすま・小麦の皮)と貝灰と少量の澱粉が、微生物の餌になっているからです。
微生物がこれらを食べてしまって、餌が染め液中に少なくなった時に手入れをします。つまり手入れとは、微生物に餌を上げてやることです。
基本は「灰汁」です。灰汁はミネラルの宝庫ですから、それを加える。染め液に入れる液体は、灰汁だけです(建てる時も、灰汁だけで建てます)。再度書きますが、基本は「灰汁」です。
麬(ふすま・小麦の皮)もミネラル分の補給です。これを勘違いする人がほとんどですが、これはミネラルと繊維質であって、澱粉はほとんど含まれていません。
貝灰もミネラルの宝庫。石灰と比較する人がいますが、染め液に入れる目的が全く違います。貝灰は栄養補給。石灰はpH調整です。
これらの何を、いつ、どうやって加えて染め液を維持管理するかというと、経験が教えてくれます。経験するしかないけれど、基本はある。その基本に乗っ取って経験を積み、手入れ方法を覚えるのです。以前、「守破離」のお話しをしましたが、その「守」です。
経験が教えてくれることは、簡単ではありません。修行が要ります。今の日本人は、修行を嫌う。だから、簡単にできるものに飛びつく。また、簡単に出来ることを教えてくれる人も教室もある。そして、本来の物事が消えかかっているのが、今でしょう。
私はまだ建たないなどと、比較して考えませんように。人それぞれ。環境が違えば経過も違う。それが個性。長く付き合うのですから、焦らない事、ゆっくりやること、為すべきことを心を込めて為すこと。それを心がけてください。
紺邑FB 2015/11/14: 踏み練りして灰汁を足し、寝かせた翌日嵩上げ。最初の写真はその次の日の状態。すばらしい膜が張り、匂いも良い。
嵩上げを続け、13日現在、甕の半分くらいまで来ました。
順調だし、色も出ていて、このまま嵩上げすれば藍染が始められそうですが、「急いては事をし損じる」で、じっくりと醗酵を待たないと、後々良いことがありません。
「短気は損気」とも云いますね。
藍染FB:染め液へのミネラル分の補給(澱粉質はわずか)に使われます。
新鮮なものを使い、よく炊いて微生物が食べやすくして使います。
本建ての場合、藍建てには使わず、建ってからの栄養補給の役割をします。
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今回は、30㍑の寸胴の1/4強まで3番灰汁を入れ、暑くもないのに薪ストーブに火を入れて沸騰させます。それまでの間に、麬を買いに行きました。「麬は新鮮なものを使え」とは、父のことばです。
こいつを少しずつ灰汁に足して、弱火でこつこつと炊きます。量は、棒でかき回してかなり抵抗が出てくるまで。
その後は、焦げ付かないようにかき回しながら何時間も炊くのですが、香ばしいココアの香りが出てくるのが終了の目安。
しばらく冷ましてから、まだ暖かい内に藍甕に入れます。
昔ながらの丸甕の場合は、甕の隅から入れて行く。
私のような四角い甕の場合は、万遍なく入れます。
昔は入れたままにしていたのですが、最近は、入れたら攪拌することにしています。その方が、微生物が食らいつきやすいのではないかと思うからですが、どちらが良いかは分かりません。
木灰を水に溶き、灰が沈んだ後の上澄みを「灰汁」と云います。使う灰は、椚、楢、小楢、桜、栗、樫などの雑木や堅木です。杉、松、檜、藁などの灰は、藍建てには使えません。灰汁は、正藍染めにとっては絶対です。
藍草を育て、花が咲く前に刈り取り、茎と葉に分けて葉だけを天日で乾燥させて粉々にした葉を、水はけの良い土間に摘み、水を打って筵(むしろ)を被せて寝かせ、数日したら切り返し、又水を打って寝かせ、又切り返しを、100日の内に十何回も繰り返して完熟醗酵させたものを、「すくも」といいます。それを杵で突いて固め、切った物が「藍玉」です。
藍染めFB: 【灰の保存と再生】
藍染めの染め液を作るのに、灰汁は絶対に必要なものです。維持管理も、灰汁で行いますので、染め液の液体は全て灰汁。
現代は木を燃やしませんから、灰汁の元になる木灰が手に入り難い。貴重なものとなり、きちんとした紺屋は、皆さん、灰を集めるのが悩みの種だと思います。
さいわい私どもは、山間に工房を持っていますので、ご近所が灰を持ってきてくださいますし、私も自分の工房の薪ストーブで灰を作っています。
保存方法の基本は、湿気ないこと。湿気ると、良い灰汁が取れません。
しかし、湿気た灰を頂いたり、湿気させてしまったらどうするか。
煎り直して使いますと、すばらしい灰汁が取れます。
紺邑ブログ:10ℓに対して1㎏の灰の量を目安にしています。ですから、100ℓの容器で灰汁を取る場合は10㎏の灰を使う。これより少ないのはお勧めできません。多い分には良いと思います。
次によく質問されるのが、水かお湯どちらで取るかというもの。
水で取る方もいらっしゃいますが、私は習慣的にお湯で取ります。温度は季節によって変えています。そして攪拌。なるべくしつこく激しく行います。
最低でも丸々一日寝かせます。寝かせる時間は長ければ長いほど良い灰汁が取れます。一週間ほど寝かせると、とても良い灰汁になります。
寝かせずに、一番灰汁、二番灰汁、三番灰汁・・・と取り分けるのは、良い灰汁になりません。藍建てにも維持管理にも良いことはありません。灰と一緒に寝かせることが肝心です。
藍染めFB:4月11日に建て始めた藍甕が、一週間目を迎えました。
しっかりと色が出ています。これをかさ上げして、また寝かせる。
心の焦りを押さえつつ、少しのかさ上げで我慢します。
これが肝心で、建ったと思ってかさ上げしすぎると、突然色が無くなったりするのです。
まあ、それほど灰汁も作れませんが。
ここまで藍甕に入れているのは、すくもと灰汁だけです。
完全に建ったと思うまで、灰汁だけしか使いません。
紺邑FB 2015/4/12
すくもを藍甕にいれ、温めた灰汁をすくもが隠れるまで入れる(ヒタヒタになるまでと私は云っています)。温度は入れた後、45℃を超えないことが肝心。それを超えると、微生物の組成が変わるのだそう。
次に、先のついた藍棒で突きます。すくものすべてに灰汁を食べさせてやる気持ちが大切。割合重労働。
これで一日は終わり。すくもにゆっくり灰汁を食わせ、翌日、踏み練りをする。練りは、手でやろうが足で踏もうが、嫌と云うほど練ります。気持ちの上では、24時間練っても足りないかもしれないと思うこと。棒で突くのと同様、すべてのすくもに灰汁を食わせてやるのです。
足の裏にすくもを感じます。つぶつぶがいっぱいあるので、それを一つ一つ練り潰す。すくもを一所懸命練り、また保温をしながら二日間寝かせる。
練りをしっかりやれば、藍は建つと私は思う。そして、寿命も長くなる。
紺邑HP:貝殻を焼いたもので、日本では漆喰に使われ、古来、貝灰の文化でした。
ミネラル分が豊富で、藍の微生物の餌となり、微生物が食べてしまうので、すくもに残りません。明治の初め、徳島県に送られていた三重県桑名の貝灰の資料には「藍色ノ宜シカラサルヲ美ニシ」と書かれているように、藍染めを美しくします。
藍染FB:【貝灰の使い方】
貝灰は何のために使うかというと、微生物の栄養補給。何を補給するかというと、微量元素。つまり、ミネラル分です。
いつ入れるかというと、地獄建て(すくもと灰汁だけの藍建て)の場合、建った後、染め液を落ち着かせるために使います。藍建ての途中では全く使いません(私の尊敬する紺屋は、最初の練りの時に貝灰を使っていますが・・)。
次に、染め液の手入れ。染め液の中の微生物のミネラル補給につかいます。いつ使うかというと、藍の微生物が欲しているとき。欲しているかをどう知るかというと、経験が教えてくれます。
次に、醗酵し過ぎた時の抑えに使います。染め液が嫌なにおいを出し、変な色になったりした時、貝灰で染め液を落ち着かせるのです。
私が家をしばらく留守にしていた夏のある日、帰ってきたら、工房で妙な臭いがしている。藍甕の蓋を開けてみたら、底から大きな泡がブクっと出てきてボコっと爆発しました。これを「醗酵のし過ぎ」と私は呼んでいますが(本当かどうかは知りません)、貝灰を入れて押さえたら直ぐに元に戻りました。
このように、手入れに使います。pH調整ではありません。
嵩上げ: 灰汁を温め、また灰汁を採り、灰汁を甕に入れて行く作業です。
本建て(地獄建て)でいう嵩上げとは、灰汁を足すことです。それも、どれくらいの量がよいか、灰汁の強さはどうかという問題があります。昨日、強めの灰汁を足すつもりだけれど、弱めのものにするかも知れないと書いたのは、状態によるからです。
どうしたかというと、1番灰汁を少しと2番灰汁でかさあげをしました。理由は、その方がよいと思ったからです(笑)