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2022年9月22日木曜日

2022/09/22 藍の不思議

 

TNCの藍仲間が来て藍染め。
皆さんの都合が良い日で染める日を決めましたが…一昨日までは良い色が出ていたのに、今朝の色が弱い…😓
台風一過で急に寒くなったのも一因だろうなぁ~。ほんと染液って生きものだよね。

…で、底のスクモ付近なら染められるだろうと思って掻き混ぜてから藍染め。

読み通り染まりました!ほっと一安心😀

染液を掻き混ぜたので、ドロドロの細かいスクモや灰汁混じりの濁った染液。そのため綿Tシャツはやや緑っぽく染まりました。多分洗濯を重ねると青が出てくると思うけど、その分色は薄くなる…かな。

午後から来て染めたMさんのハンカチは見事に染まらず。いや、かすか~に染まった???

藍と付き合っていると、藍は粉なので醗酵により水に溶け染められるようになった子は染液に入って来た物にくっつき染まりますが、その数はだんだん減って行くように感じる。
なので最初に染液に入れたものが一番濃く染まり、後になるほど色がなくなる。

でもまた醗酵すれば染める準備が出来た子が増えてくるので、取りあえず休ませ、栄養を与える感じでしょうか。お疲れちゃん。頑張りました。ありがとね😊

2022年6月5日日曜日

2018/11/29 藍染め体験@紺邑

 

初心を思い出すために、紺邑さんに藍染めに行った時の日記を転記しておきます。

紺邑さんに興味を持ったのは剣道部に入ったコータの友だちのママから「毎日〃顔も体も藍色になって帰って来るよ。」というメール。私は還元剤を使っての化学染めしかしたことないけど、そんなに色落ちするとは思えないので、検索している内に紺邑さんのこのページに行き着いたから。

前々から「藍を建てたい」と思い、本やネットで色々読んでみて、みんなやり方が違う、でもちゃんと藍染めが出来ているので「色んなやり方でも出来る」と思ったが、ハイドロや石灰がどうして必要なのか疑問を持っていた...というかチンプンカンプンってのが正直なところ。(^-^;


でも日本では古来から藍染めはそこここで行われた身近なものなので、そんな難しい事はしなくて出来るんじゃないかと思っていた。そこへ紺邑さんの「真に醗酵の藍染めの事」を読み、目から鱗がボロボロ取れるような思いをした。今まで「こうするだろうな。」と思っていた事が真逆だったから。

これは自分の目で見て、手で触って、匂いを嗅いでみなくては!しぜんっこのスタッフTシャツは、藍を育て、摘み、乾燥させて、スクモもどきにしたものを化学建てして染めている。が「まだ藍成分が残っていると思うのに、還元剤がなくなったから終わり。」になるのが勿体なく「なんか違う」と感じていた。

茨城に来て、時間と手間を掛ければ色んなものが美味しく・素敵に作れる事を知った私には「昔の人が作った様なすごくシンプルな方法で藍を建てれば、藍を無駄なく使えるハズ」と思っていたので、紺邑さんの話はすごく腑に落ちる。「外置きで氷が張っても大丈夫だよ。微生物は生きている。」と言って頂き俄然やれる気になった。

自己流で進めている分の問題点も見えてきた。

微生物と考えればやり方は見えてきた。弱ってきたら休息と栄養を取る。人間と一緒。元気な時もあればそうでない時もある。様子を見ながら付き合えば出来る!...気がする。(^^)

紺邑さんの藍建て講習会に行きたいな~。...でも8日間毎日ってかなり難しい。(ーー;)

---追記---
覚えている内に手順などをメモ。

使用バンダナ:綿ローン
染め時間:バンダナ1枚/2時間ほど

01/染める形にバンダナを折る。輪ゴムや板などは不要。

02/バンダナを水に端からそ~~~っと付ける。綿ローンだと、これだけで形が崩れないらしい。

03/藍瓶の底にはドロドロになった藍が沈んでいるので、ザルを浮かべ、その中で染める

04/端から泡を立てないように静かに〃入れる

05/藍を布に押し込めるように5分ほど指で押す

06/藍瓶の中に5分ほど放置

07/引き上げ、ザルの上に置き5分ほど空気にさらす


04~07を4~5回繰り返す


08/染め上がったら広げる

09/水に入れ、空気と攪拌するようにバシャバシャ洗う

10/綺麗な水に入れ、空気に触れさせるようにバシャバシャ洗う

11/洗濯機ですすいだ後は、パタパタ振る。振ると色がハッキリ出て来る。

12/お天気の良い日に外で干し、太陽で焼く

13/70度のお湯に入れる、時々かき混ぜながら1時間ほど放置する事で渋が抜け、青色が冴えるようになる。

2021年8月25日水曜日

2021/8/25 科学建て、本建ての維持管理

 

先日、フォーラムの藍畑でお世話になっているK村さん、S谷さん、M田さんを招いて藍染め。

本当は今年の本建ては良い感じ“だった”のでそれを使いたかったんだけど、「あれ?なんか元気ないな…」と思っている内にどんどん染まらなくなった😢

…で科学建てでの藍染め。コロナ禍という事で一人一つバケツを用意して染めてもらいました。写真は去年色が出なかった染液の底に眠っているスクモに還元剤を入れた時のもの。→あっ!←と言う間に藍の華が出来ます。1年間試行錯誤しても色が出なかったのに、本当にビックリ・ガックリくる感じ😂

色の出方としては科学建て用に作る(乾燥葉を湿らしジップロックに入れて1年ほど放置)ものの方が濃い感じがするが、良い感じに染まりました😀
(写真は後で送ってもらったもの)



さて~、本建ての染液ですが…紺邑さんのページでおさらい。
「藍の染め液の維持管理方法」ザっくり言うと基本放置。微生物が疲れたら、エサをあげ、休息させる。
「藍の染め液の手入れ」貝灰やフスマも使うけど、基本は灰汁。
「「染め液の手入れ」そして 「答え」」灰汁やふすまや貝灰の使い方は、その時々で違う。

「体験の藍甕」疲れたら灰汁と貝灰。
「お手伝い?弟子?」待てば海路の日和あり?果報は寝て待て?…ってか。

『これらの何を、いつ、どうやって加えて染め液を維持管理するかというと、経験が教えてくれます。』…そうだよなぁ。ほんと経験不足😓なにかが足りない?なにが足りない?足りすぎているの?足すんじゃなくなんか引く?頭の中はグルグルグルグル…😵

紺邑さんでも藍の華があった時期「気づきと変化と腕が上がること」。経験を積んで藍を感じていくしか無いんだな。


2021年5月5日水曜日

2021/5/5 エサ

 

紺邑さんのブログに『かれこれ十何年も前、藍染について「答えがあると思ってはいけない」と、ある人に云ったことがあります。微生物というのは、「答えを見つけた」と思っても、必ず裏切るからです。それが、醗酵の難しさだと私は思う。』…とありますが、まさに。

良い調子になったから…と次も同じ事をしても良くならない。すごく難しい😓

そう。今は思った色が出ない。定着しない。

…で、微生物のエサが足りないのでは?…と思い試すことに。今まではフスマやヌカは出来るだけ使用しないようにしていたが、人間でも猫でも腹八分目が良い状態で長生きが出来る…って事を考えると、今までは飢餓状態に近い感じだったのでは?と思うように。

これが上手くいくかは分からない。エサを与えすぎれば腐敗に進む。様子を見ながらやらなきゃね。

取りあえずフスマを500g購入し、低温調理(麹メーカーで55度15時間)したものを1染液につき子供茶碗半分くらい入れてみた。残りは冷凍して様子を見ながら適時使用予定。

2021年1月18日月曜日

蒅

 

先週は忙しくて手入れ間隔が少しあいてしまった💦一部カチカチに固まってる。

水分を与えれば、まだ白カビが生えてきます。まだまだ醗酵途中って感じかな。

塊を取り、指で潰してみると、もうペースト状になってきている😀💕
…が、まだまだ…だな。紺邑さんのブログ「すくも(蒅)」を見ると、「良質のすくもは赤味がさしていて、手板紙にすりつけると茶色です。逆に、質の落ちるすくもは青くなります。」とある。

今の段階ではきっと青い。春まで手入れを続けたら赤茶色になる…かな?😊


2020年11月28日土曜日

色が出た!:禁断のハチミツ

 

色が出てきました❗😍❗

何をしたか…というと、1週間ほど前にハチミツが少なくなり、取れなくなったのでお湯を注いで、そのハチミツ水(100ml程度)を入れた。+フォーラムの新米が来たので、3合3分づきで出たごく少量の糠をレンジ加熱で消毒し6時間低温調理したものを、それぞれ2つの染液に入れました。

つまり「糖分追加」です。紺邑さんのブログでブドウ糖を使った記事があり、それを読んでいたので「使うまい」と思っていましたが、起爆剤的に少しだけ糖を使ってみても良いかも…と思って。結果は想像以上😲😲😲

元のハチミツ量はたぶんティースプーン1杯も無いくらい。糠も一握りより少ないと思うのに。

これに慣れてしまうと怖いですね😅💦

今回はこれで増えた(であろう)微生物が増殖してくれるのをしばし待とうかと思います。微生物の住処の炭もいれたしね😜💕12月中の暖かい日に1度くらい染められると嬉しいんだけど、暖かくなるまで待っても良いかな。

2020年10月30日金曜日

紺邑さんブログより

2018年3月12日 (月)「分かるという事 感じる力(本染めを目指す人たちへ)」

この記事の中に

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 藍は水に溶けません。水に溶かさなければ染ものになりませんから、世界中、様々な方法で藍を水に溶かしています。

 日本の藍染の原料を「すくも」と言います。藍草の葉を乾燥させて粉々にし、水はけの良い土間に積み、水を打ち、むしろを被せて寝かせ、数日経ったらむしろを剥いでまた水を打って切り返し、また寝かせ、その工程を十何回も繰り返し、100日程かけて堆肥のように醗酵させた物です。

 藍の含有量は、3~4%くらいと言われています。それを灰汁でまた醗酵させて、藍を水に溶けるようにすると藍染が出来るようになる。

 この方法は、室町時代に確立されたようです。

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…とあります。

去年作ったスクモは100日以上をかけ、何度も切り返し作ったものですが、冬期に作っている+やっぱり量が少なすぎて温度が上がらず、醗酵が足りないんだろうな…と想像します。

また「灰汁でまた醗酵させる」とありますが、これが謎。紺邑さんのところでは1週間程度で染められるようになる。これが醗酵だとすると、元々種菌が存在していないとできないと思う。

我が家で牛乳からカスピ海ヨーグルトを作っていますが、やっぱり種菌があって常温で2日くらい。これをただ牛乳だけで醗酵するのを待っていたら…。

今我が家の染液の状態が種菌が“あっても少ない”状態だと思われるので、「灰汁でまた醗酵」できるのであれば、かなり時間が掛かるんだろうな…と思います。えぇ相変わらず染まる気配はないです💦2回目染液なんか良い色してるんだけどなぁ~。まったく定着しない😓💨

2020年8月7日金曜日

メモ:藍の染め液の手入れ

紺邑さんTwitter、そして紺邑さんブログ「藍の染め液の手入れ」

---Twitter転記---

①藍は灰汁で建てる。維持管理の基本も灰汁。そこから様々に染め液と対話して維持管理をする。「分かった」と思うと後で大きなしっぺ返しを食らう。それに気が付かなければそれまでだぞ、諸君。

②「灰汁だけで手入れした。藍甕全部復活!」と息子。また何日か経って「灰汁だけで手入れした。多分、疲れただけだろうから」と。それで良し。それが基本。

ただし大切なことは、どのくらいの灰汁を入れるかという藍の質。もちろん、良い灰と水の灰汁を使わなければならない。

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毎日染液と対話しているが、まだ何を言っているか、欲しているか分からない。…つまり経験不足😩💨

2020年7月31日金曜日

メモ:藍甕の攪拌

 紺邑さんのTwitterより。

【藍甕の攪拌】

藍染は酸化発色。染め液は無酸素状態。攪拌すると染め液に酸素が入る。すると染め液中の藍が発色する。つまり染め液が痛む。酸素を入れると藍が染め液に溶け難くなり寿命も短くなる。だから攪拌してはいけない

【藍甕の攪拌②】

攪拌しなければならない時がある。目的は微生物に餌を食わせるため。酸素を入れないように心掛けながら、“すくも”を染め液全体に散らばしてあげる。その頻度はケースバイケース。

【藍甕の攪拌③】

優しく攪拌するから染め液の表面に「藍の華」と呼ばれる泡はない。あってはいけない。泡(藍の華)は染め液が痛んでいる証。

正藍染め

藍染めと正藍染めはどう違うの?…は紺邑さんHPを参照。

藍染めをやり出したのは2014年に叩き染めをしたのが最初。それから生葉染め、沈殿藍、科学染め…を経て「藍建てしよう」と思ったものの「なんでハイドロや石灰がいるの?身体に悪そうなのに」「昔の人ってこんな人工的なものが無い時代から建ててたよね?」…と自分で出来そうな藍建てを探していたときに、コータが中学生になりママ友から「うちの子剣道部に入ったんだけど、毎日藍色になって帰ってくるよ。」とメールが来た。

「科学建てをやってるけど、そんなに色落ちしないよ!白物と一緒に洗濯出来るよ。」…と思って検索していると、紺邑さんブログ「藍染が存在する理由・意味などについて その2」がヒットした。なるほど伝統的な武道も随分人工的なものを使っているからか💧

紺邑さんの「真に醗酵の藍染めの事」を読み、目から鱗がボロボロ取れるような思いをした。

今までたくさんweb検索をしたり書籍を読んだりして「こうするだろうな。」と思っていた事が真逆だったから。

「この藍染めを目指したい」…と思い今に至る。

ようやく、なんとか建った。…が、フスマや貝灰を使うタイミングや量がまだ全然分からない。

フスマを今までより多く使うことで今回は建った。…が、紺邑さんブログでも、紺邑さんを紹介している「天然染料の科学」でも「灰汁、貝灰、最小限のフスマ」と書いてある。もっと貝灰を使って良いんだろうか?

「貝灰を入れると色が良くなる」「貝灰もフスマも微生物のエサ」ともブログに書いてあった。悩みながら様子を見ながら経験を重ねるしか無いんだろうな。

まぁ今回フスマを自分基準で大量に入れた。…と思っていても、買った1kgのフスマの半分以上はまだ残っているので、500gを2つの藍甕に使用したとなると「最小限のフスマ」の範囲なんだろうか???

毎日〃頭の中は「?」だらけです😅💦

小さな頃から「器用貧乏」「飽きっぽい」と言われてきた私が、こんなに長く毎日〃藍染めの事をしているってビックリだわw それだけ奥が深く魅力的って事だな。

2020年7月30日木曜日

科学建て

私は別に科学建てを否定するつもりは無い。…という事を前置きした上で、やっぱり「薬剤を使って色を出す」ので、肌には良くないだろうな…と思います。

藍染めの方法とかを検索していると「石灰」は必ずと言って良いほど出てきますが、紺邑さんのブログ「藍染と石灰」にもありますが危険なものだと思います。

マスクとか敏感な部分に使う分は正藍染があるのなら、そちらを使いたい。

2020年5月24日日曜日

染液の温度:がーん!Σ( ̄□ ̄;)

 紺邑さんブログ:「冬の藍染め」より

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藍染めの液の温度は、20℃から25℃くらいが良いとされています。温度が高過ぎれば藍は疲れるし、下がれば縮こまって動かなくなる。

ですから、冬は温度を上げ、夏は下げてやらなければならないから、甕を地中に埋めるという知恵を、日本人は働かせたのでしょう。

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明らかに過保護過ぎて藍を疲れさせていた模様😰😰😰

ペストボトル湯たんぽも要らない…かも。。。😱💦

2020年5月20日水曜日

寝た藍(;_;)

嵩上げ終了しましたが、藍はすっかり寝てしまったようです😓
素手でかき混ぜても以前のように手が青く染まりません😫💦

今回の作戦は染液の底の蒅を暖め、攪拌し、底に落ち着かせ、上澄み液を半分程度捨て、暖めた灰汁で嵩上げ。

藍が求めていたのは温度や灰汁では無かったらしい。
本藍染はシンプルで、材料は「蒅」「灰汁」「貝灰」「フスマ」「温度」。
今回「灰汁」と「温度」にしたけど、暖かく気持ち良くて熟睡しちゃったらしい😩💨

去年も色が出るまで1か月くらい掛かったけど、日記を見てみると「フスマを与えて薄く膜が張った」と書いてある。
さて、藍は今何を求めているのか、何が足りないのか。経験が浅い分分からない😭😭😭
腹減ったのかな~~、フスマ煮てみるか?

参考ページ:紺邑さんブログ「起きた藍」、「答え(正藍染めの人達へ)」

↑紺邑さんがこんなブログを書くくらいだから、藍が寝るのはよくある事なんだろうと思う。気難しいなぁ。

蒅はあと半量あるので、反省点を活かしつつもう一度挑戦って手もありますが、嵩上げ3日目くらいまではものすごく臭い。各家庭がクーラーで締め切る真夏にやった方が良いんじゃないかと思ってます。

2020年4月1日水曜日

紺邑さんメモ:藍の染め液の維持管理方法

ブログ 2019年4月25日 (木)「藍の染め液の維持管理方法」

藍の染め液の維持管理方法の基本は、放って置くこと。染めたら蓋をして寝かせる。次の日、蓋を開けて染める。これだけ。勿論、毎日染められる。


何故か?と言えば、本来の藍染の染め液は、醗酵して微生物が無酸素状態の染め液中に生きていて、彼らは空気を嫌う嫌気性菌だからです。攪拌して空気を入れると痛む。だから放って置いてあげる。それが微生物にとって一番良いから、基本は放って置くことです。

しかし、攪拌しなければならない時もある。それは以前書いた通りです。


攪拌の仕方は、染め液中に空気をなるべく入れないように、優しく丁寧に攪拌します。

紺邑さんメモ:藍の染め液の手入れ

藍染FB: 本染め(本来の藍染)の場合、手入れは滅多にしません。建てた時の蒅(すくも)と灰汁と、建てた後に加える麬(ふすま・小麦の皮)と貝灰と少量の澱粉が、微生物の餌になっているからです。

微生物がこれらを食べてしまって、餌が染め液中に少なくなった時に手入れをします。つまり手入れとは、微生物に餌を上げてやることです。

基本は「灰汁」です。灰汁はミネラルの宝庫ですから、それを加える。染め液に入れる液体は、灰汁だけです(建てる時も、灰汁だけで建てます)。再度書きますが、基本は「灰汁」です。

麬(ふすま・小麦の皮)もミネラル分の補給です。これを勘違いする人がほとんどですが、これはミネラルと繊維質であって、澱粉はほとんど含まれていません。

貝灰もミネラルの宝庫。石灰と比較する人がいますが、染め液に入れる目的が全く違います。貝灰は栄養補給。石灰はpH調整です。

これらの何を、いつ、どうやって加えて染め液を維持管理するかというと、経験が教えてくれます。経験するしかないけれど、基本はある。その基本に乗っ取って経験を積み、手入れ方法を覚えるのです。以前、「守破離」のお話しをしましたが、その「守」です。

経験が教えてくれることは、簡単ではありません。修行が要ります。今の日本人は、修行を嫌う。だから、簡単にできるものに飛びつく。また、簡単に出来ることを教えてくれる人も教室もある。そして、本来の物事が消えかかっているのが、今でしょう。

紺邑さんメモ:心構え

私はまだ建たないなどと、比較して考えませんように。人それぞれ。環境が違えば経過も違う。それが個性。長く付き合うのですから、焦らない事、ゆっくりやること、為すべきことを心を込めて為すこと。それを心がけてください。

紺邑FB 2015/11/14: 踏み練りして灰汁を足し、寝かせた翌日嵩上げ。最初の写真はその次の日の状態。すばらしい膜が張り、匂いも良い。

嵩上げを続け、13日現在、甕の半分くらいまで来ました。

順調だし、色も出ていて、このまま嵩上げすれば藍染が始められそうですが、「急いては事をし損じる」で、じっくりと醗酵を待たないと、後々良いことがありません。

「短気は損気」とも云いますね。

紺邑さんメモ:フスマ

藍染FB:染め液へのミネラル分の補給(澱粉質はわずか)に使われます。
新鮮なものを使い、よく炊いて微生物が食べやすくして使います。

本建ての場合、藍建てには使わず、建ってからの栄養補給の役割をします。 

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今回は、30㍑の寸胴の1/4強まで3番灰汁を入れ、暑くもないのに薪ストーブに火を入れて沸騰させます。それまでの間に、麬を買いに行きました。「麬は新鮮なものを使え」とは、父のことばです。

こいつを少しずつ灰汁に足して、弱火でこつこつと炊きます。量は、棒でかき回してかなり抵抗が出てくるまで。

その後は、焦げ付かないようにかき回しながら何時間も炊くのですが、香ばしいココアの香りが出てくるのが終了の目安。
しばらく冷ましてから、まだ暖かい内に藍甕に入れます。

昔ながらの丸甕の場合は、甕の隅から入れて行く。
私のような四角い甕の場合は、万遍なく入れます。

昔は入れたままにしていたのですが、最近は、入れたら攪拌することにしています。その方が、微生物が食らいつきやすいのではないかと思うからですが、どちらが良いかは分かりません。

紺邑さんメモ:灰汁

木灰を水に溶き、灰が沈んだ後の上澄みを「灰汁」と云います。使う灰は、椚、楢、小楢、桜、栗、樫などの雑木や堅木です。杉、松、檜、藁などの灰は、藍建てには使えません。灰汁は、正藍染めにとっては絶対です。

紺邑さんメモ:すくも

藍草を育て、花が咲く前に刈り取り、茎と葉に分けて葉だけを天日で乾燥させて粉々にした葉を、水はけの良い土間に摘み、水を打って筵(むしろ)を被せて寝かせ、数日したら切り返し、又水を打って寝かせ、又切り返しを、100日の内に十何回も繰り返して完熟醗酵させたものを、「すくも」といいます。それを杵で突いて固め、切った物が「藍玉」です。